腕相撲をすれば筋肉はつく?|アジアメダリストのアームレスリング選手が解説


アジアのメダリストである著者が、腕相撲に関する質問に答えます。

今回の質問は「腕相撲は筋肉をつくるのか?(腕相撲で筋肉はつくのか?)」です。

答えをお話しします。

特定の筋肉が構築されます。ただし、アームレスリングは、体全体の筋肉をつけるのにあまり効率的ではありません。

※本記事は英文記事「Does arm wrestling build muscle? | Asian medalist armwrestler explains about it」を翻訳したものです。

アームレスリングに必要な筋肉=アームレスリングによって作られる筋肉



アームレスリングに必要な筋肉を重要度の高い順に以下に示します。

1.前腕の筋肉
2.上腕二頭筋
3.広背筋
4.大胸筋
5.回旋腱板
6.上腕三頭筋

ウエイトトレーニングなしでアームレスリングだけを行うと、前腕、上腕二頭筋、広背筋が明らかに発達します。

大胸筋、三角筋、上腕三頭筋などの押す作用の筋肉はあまり発達しません。



筋収縮には3つのタイプがあります。以下の通りです。

1.短縮性収縮:肘を曲げる時の収縮

2.伸長性収縮;肘が伸ばされる時に抵抗する収縮

3.等尺性収縮;肘の角度を保つための収縮。

1と2は、一般的なウェイトトレーニングで使用される収縮で​​す。

3.アームレスリングで最もよく使われる収縮で​​す。

一般的に、筋肥大への影響は次の順で高いと言われています。

2.伸長性収縮

1.短縮性収縮

3.等尺性収縮

このため、アームレスリングは、筋肉をつける運動として、ウェイトトレーニングよりも効果的ではありません。

したがって、筋肉をつけたい人はウェイトトレーニングを優先する必要があります。

さらに詳しい腕相撲の解説



さらなる腕相撲の詳細については、次の記事を参照してください。


執筆者情報



上岡岳|Gaku Kamioka

生物学学芸員|Biology Museum Curator
教育学士|Bachelor of Education
フィジカルトレーナー|Physical trainer

一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事・レフリー委員長|JAWA (Japan Arm Wrestling Association) Executive Director, Head Referee

Mazurenko equipment Japan CEO

EzrealArmwrestlingClub Japan CEO

ONIARM-JAPAN armwrestling equipment CEO