アジアのメダリストである著者が、アームレスリングに関するさまざまな質問に答えます。
今回の質問は「腕相撲はあなたがどれだけ強いかを証明しますか？」です。
答えをお話しします。
答えはノー。
腕相撲の強さは、単に「腕相撲の強さ」の尺度であり、全身の筋肉の強さを測定することはできません。
※本記事は英文記事「Does armwrestling prove how strong you are? | Asian medalist armwrestler explains about it」を翻訳したものです。
腕相撲に必要な筋肉
腕相撲が強い人の特徴
腕相撲に必要な筋肉を重要度の高い順に以下に示します。
1.前腕の筋肉
2.上腕二頭筋
3.広背筋
4.大胸筋
5.回旋腱板
6.上腕三頭筋
そして、腕相撲の強さの半分以上は、前腕の強さによって決定されます。
つまり、「腕相撲が強い」＝「前腕の筋力が強い」と言えます。
さらに言えば、腕相撲の強さはテクニックにも依存しています。
ここに一枚の写真があります。これは、私が全日本選手権(M1)決勝で優勝したときの写真です。
実を言うと。
私の対戦相手は私よりはるかに強かったです。
しかし、私は勝ちました、これには理由があります。
この試合で私は「トップロール」という手法を使いました。このテクニックが完璧であれば、2倍以上の強さの相手に対してアームレスリングに勝つことができます。
これは、一般的な腕相撲でも同じです。
ご覧のとおり、アームレスリング(腕相撲)は技術の要素が非常に多いため、単純に筋力を証明することはできません。
しかし、これらの事実を知らない人はあなたの「腕相撲の強さ」＝「筋力の強さ」と感じるでしょう。これは悪いことではありません。
それでは、次のセクションでは、トップロールを行う方法を紹介します。
トップロールのやり方
そのやり方は簡単です。
一言で言えば、その方法は次のとおりです。
ひじを支点にして、「てこの原理」で相手の指先を吊り上げます。
これが「あの大工道具」と同じだと気づきましたか？
それは「ハンマーの爪」、そう「くぎ抜き」です。
「くぎ抜き」と同じ動きで相手の指先を吊り上げるのです。
「トップロール」は、相手の指先を持ち吊り上げる「くぎ抜き」と同じ動きで、対戦相手の指先を吊り上げると、対戦相手はもはや手や腕に力をかけることができなくなります。
後は、捻って(ロールして)倒すだけです。
さらに詳しい解説
さらなるトップロールの詳細については、次の記事を参照してください。
執筆者情報
上岡岳｜Gaku Kamioka
生物学学芸員｜Biology Museum Curator
教育学士｜Bachelor of Education
フィジカルトレーナー｜Physical trainer
一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事・レフリー委員長｜JAWA (Japan Arm Wrestling Association) Executive Director, Head Referee
Mazurenko equipment Japan CEO
EzrealArmwrestlingClub Japan CEO
ONIARM-JAPAN armwrestling equipment CEO
